トラックの車検が残っていると高額買取されやすい

買取査定額が高くなるトラックの1つに、まだ車検が残っている車両が挙げられます。事業利用されることがほとんどであるトラックは、即戦力として使用したいというのがユーザー共通の認識です。整備の必要があったり車検取得が必須である車両の場合、なかなか購入に結びつきにくいという実情があります。そのため車検が残っている場合は、名義変更を行うだけですぐに使えるため買取市場でも人気があるという訳です。

トラックの車検は一般的には1年であり、車検の満了時期の間際になって売りに出されるケースが非常に多いです。ただ通常の乗用車と似た現象が起きたとしても、車検の残りに関しては認識が全く異なります。乗用車に比べて車検の費用自体が高額になるため、トラックの場合は査定額に大きな影響を及ぼします。具体的には、売りに出す時期によってはお釣りがくるほどの査定価格の上昇が見られることも少なくありません。

車検の際に行われる部品交換の金額も大きくなる上に、車両の回収のための大型車両を使う必要もあるため車検の費用はさらに高額になる傾向にあります。そういった金額のかかる手続きを行っていて、まだ期間が残っているのであれば評価が高くなるという仕組みです。大型トラックを例にとってみると、車検にかかる費用は20万円前後です。1ヶ月ごとの費用に割ると1万7000円ほどであり、たとえば3ヶ月分残した状態で買取に出すと5万1000円分の償却ができていない状態になります。

ただしこのタイミングで売却すれば、5万1000円分以上の価格が上乗せされる確率が高いです。

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